京都ちーびず
ちーびず推進員が京都府内のちーびず(地域力ビジネス)を体験・体感して報告します!

ねてもさめてもとくし丸!大人気の移動スーパー、みんなの笑顔が見たいから(*^^*)

ちーびずとは
京都府内各地の元気な京都ちーびず(京都地域力ビジネス)を紹介していきます!
この記事に登場するちーびずさん
水口美穂さん(とくし丸5号車)
水口美穂さん(とくし丸5号車)「ねてもさめてもとくし丸」著者。与謝野町のスーパーフクヤ男山店から、「とくし丸5号車」で移動販売するパワフル女性。与謝野町、宮津市、伊根町エリアの高齢者らの元へ商品を届けながら、地域の見守りも担う。

高齢化→買い物難民へ

最近耳にすることが多い「買い物難民」という言葉。

私の住む京都北部は車社会で、車のない生活なんて考えられません。私自身、足が痛いわけでもありませんが、徒歩で買い物に行くことなんて皆無。家を歩いて出るなんて、ゴミ捨てと回覧板持っていくくらい。ただの横着なのかもしれませんが(^-^;

最近、高齢者の方の車の事故が多いとは言え、車がなければ買い物にも行けません。また、スーパーまでなんとか歩けたとしても、高齢者の方がスーパーから荷物を持って歩いて帰るというのは重労働です。

カタログで注文して一週間後に商品が届くというシステムもありますが、1週間前の注文は私たちでもなかなか覚えていませんし、そもそも日用品に分厚いカタログを見るのも億劫です。

こうして、「買い物難民」という状況が生まれ急速に広がりつつあります。

やはり、買い物は自分の目で見て、自分で直接選びたいですよね。

徳島県発・見守りつき移動スーパー「とくし丸」

そんな高齢者の方の元へ、商品を運んでいくのが、移動スーパー「とくし丸」です。

とくし丸のネーミングは、徳島県発なのと、「篤志(とくし)」=社会貢献に熱心に取り組む、という意味が込められた移動販売車のシステムで、それぞれの地域の自治体と「見守り協定」を締結して、地域高齢者の見守り活動もプラスされています。なので、社会福祉協議会、地域包括センター、ケアマネージャー、民生委員との連携もされています。

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「ねてもさめてもとくし丸」著者、水口美穂さんに会いに

京都の北部で展開するスーパーフクヤと契約し、販売パートナーとして「とくし丸5号車」を走らせる、水口美穗さんの本が発売されてビックリしました。日々のブログが本になったらしいのですが、丹後が全国区で紹介されていること、そして、ちーびずカタログの「生活サービス」号で「とくし丸」を取材したいと思っていた、まさに、ベストタイミングでした。

本はとってもわかりやすく書いてあるのですが、カタログへの掲載に加え、ここはちーびず推進員としてもぜひとも、パワフルなご本人にお会いし熱い思いを聞きたい、と、さっそく取材のご連絡を差し上げたところ、快く了解してもらいました。

ちなみに、水口さんの本は、オンライン書店から購入可。移動販売でも買うことが出来ますよ。

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与謝野町、宮津市、伊根町エリア3コースを週2回

朝行ってみるとちょうど、与謝野町のスーパーフクヤ男山店で、商品や食品の積み込み作業中。

商品は、「スーパーから預かる」かたちで小型トラックに、約400品目を積み込まれます。訪れる先の地域の方々の顔を思い浮かべながら、地域の方々が必要としているものや、自分がオススメしたいものなど、みなさんに喜ばれるものを厳選してセレクト。

「とくし丸」は軽トラック。

高齢者の方々が中心なので、あんまり品数が多いと商品選びがかえって大変になります。また、山あいや海沿いの路地裏など細い道でも入り込んで、ほぼ玄関先のようなところで、開店場所を調整されることが多く、小回りのきく小型トラックが活躍するようです。

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積み込みを終えて、朝10時に、与謝野町のスーパーフクヤ男山店から出発して、与謝野町、宮津市、伊根町エリアの3コースを週2回ずつ、1日かけて回られています。

週に2回はかなりの頻度。また移動販売で一日中回るというのも、他ではないんじゃないでしょうか。

見守り付きと言えども、福祉サービスでなく+αの移動スーパービジネスなんですね。週2回顔を合わせて会話していくうちにお客様との信頼関係ができ、お一人おひとりの好みも把握でき、よりきめの細かいサービスが提供できるようになるシステムで、まさに「ソーシャルビジネスとくし丸」だなと感じました。

地元スーパーフクヤさんのご協力あってこそ

出発前に、スーパーフクヤ男山店・松岡店長にお話を伺いました

「スーパーと違って対面販売ならではのお客様のニーズはとても参考になります。スーパーとしてもいろいろ勉強させてもらっています。やはり、水口さんのお人柄と人間力、というか、コミュニケーション能力が鍵ですね。これからも応援します」と力強いお言葉。

スーパーフクヤは、「とくし丸」の移動販売を、徳島県以外でいち早く導入されていて、5台目の水口さんの他に、私の地元の東舞鶴、西舞鶴と宮津エリアで4台がそれぞれのフクヤの店舗から出ています。機会があれば、ぜひ他の「とくし丸」も見てみたいし、スーパーフクヤってやるじゃん、とか思いました。また、買物に行こっと。

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いざ、「とくし丸5号車」、出発!

ではでは、現地へGO!

まずは、宮津市里波見地域へ。すでに数人のおばちゃんたちが押し車や石の上に座って待ってられます。

早速、商品を見やすいように並べながらも水口さんはおばちゃんたちと家族のように会話されて。年齢からしたら、水口さんはお客様の孫娘くらいになるのでしょうか。

「もうそろそろ梅干し漬けるころやと思って、シソ持ってきたで」とか「この前、お魚買(こ)うてたけど、今日はどうや」とか、一人ひとりに合ったものをおすすめされています。

おばちゃんたちも、買っては休憩して座り、また思い立って商品を見に行ったり。一通り、おしゃべりして、最後にあちこちに置いた商品をまとめて清算。

水口さんは決してせかすこともなく、お客様は買い物を自分のペースでする楽しみを堪能されていました。

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買い物に来られた方は、「家でじっとしてるより、こういうとこに来てみんなでしゃべるんがいいんや」とか、

また、作りたてのちらし寿司や、おはぎなどを持って、「今日のご飯ができた。」って嬉しそうにされてる様子は和やかで、とくし丸は地域に幸せを届けに来てるんだなと感じました。

次のポイント、伊根町へ

私たち取材の車が先に伊根の舟屋が見える販売ポイントに到着して待っていると、音楽とともに、水口さんの「とくし丸5号車」登場!

ここもまた、あちこちからお客様が出ていらっしゃいまいた。

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「とくし丸」へと自転車で来られた男性に、おばちゃんたちが声をかけます。

「○○ちゃん、前回どうしたんや、来んから心配したで」。もちろん水口さんも心配して声かけ。飄々とした感じの男性でしたが、皆さんから次々に心配の声をかけられて、ちょっと照れくさそうでした。

「今日は誰々が来てない、ちょっと声かけに家にいってみよ」など、利用者同士の見守りハードルも下がります。

自分で編んだという買い物かごで来られたおばちゃんに年齢伺うと、なんと90歳!買い物かごって昭和的なところがとても素敵。さらにおばちゃん、「気をつけて声かけてあげんと、耳の遠い人もおるんよ。体の不自由な人もおるし。高齢者が高齢者をみてるんよ。私は早朝から走ってるんやでぇ」と。いやー、お元気、カッコイイ!

水口さんは、じゃんけん大会やビンゴ大会も企画されるとか。ただの販売ではない、地域の方と共に楽しみ、共に心配し、共に笑う。移動販売の醍醐味で、水口さんの熱い思いが詰まっています。

おばちゃんたちのコンセルジュ・御用聞きとして

すっかり仲良しの水口さんは利用者の方にとって、いろんなお願い事ができる相手で、いろんな商品を頼まれることもあるそうです。信頼関係があるんですね。セルフ販売のスーパーではこうはいきません。

水口さんはまさに「ねてもさめても」、地域の皆さんにどう貢献できるか、どうやったら喜んでもらえるか、等々いつも考え、販売員という枠を超え、篤志家として地域活動を行っておられます。

水口さんのブログを拝見すると、そんな水口さんの奮闘ぶりをうかがうことができます。

地域に幸せと笑顔と信頼を運ぶ「とくし丸」。

それは、地域の皆さんと家族のような気持ちで付き合う、水口さんのような販売パートナーが全身全霊で取り組んでられる賜物です。

「親戚のおばちゃんに会いにくる感覚です。」水口さんはそう言ってにっこりとされました。

 

仲井玲子
by
舞鶴にぎやかし隊、赤れんが・明治・大正ろまんドレスちーたび、コミュニティFMまいづる立ち上げなど、舞鶴を中心に交流事業の企画実施や、広報力を活かした活動を行っています。参加して楽しい様々なコラボ婚活も企画します!イベント企画や司会もお任せください!

コラボ推進員

蒲田充弘
京都府の北部を中心に様々なちーびず団体のコラボレーションを推進しています。
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