京都ちーびず
ちーびず推進員が京都府内のちーびず(地域力ビジネス)を体験・体感して報告します!

京都北山型古民家で「幸せな時間」を共有する農家民宿

ちーびずとは
京都府内各地の元気な京都ちーびず(京都地域力ビジネス)を紹介していきます!
この記事に登場するちーびずさん
田中正則さん(Farm stay Banja)
田中正則さん(Farm stay Banja)写真お隣は奥様なみさん。農業体験・陶芸体験を通して、人間としての「豊かな暮らし、幸せな時間」を提供する農家民宿sulf<

昔ながらの古民家で・・・

囲炉裏があって、煙ゆらゆら・・・

前の畑で大根抜いて・・・

かまどでぷくぷく、ご飯の香り・・・

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まるで、日本昔話の世界観。それこそが『幸せな時間』なのではないか?それをお客様と共有したくて立ち上げられたという農家民宿『Farm stay Banja』を訪ねました。

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場所は京都市右京区京北、国道からは少し離れた下熊田(しもくまた)。荒れた田んぼが少し目立つかな~という地域です。

近くには以前、田中推進員がご紹介したアロマ精油を製造される「KKファーム」様があります。(KKファーム様の記事はこちら

オーナーは田中正則、なみ様ご夫妻。まずはご紹介から。

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Who I am 日本人の暮らしを確かめたい。

学業を終えた頃、「自分っていったい何者?日本の暮らしって?」そんな思いを抱き、海外各地を旅して6年。

いずれはニューヨークへ移住することを念頭に置いてのワンクッション、3~4年日本で暮らそう・・・と帰国。

そんな中、京都市内のとある場所で奥様と運命の出会い!お互いに京北とのご縁があったことも少なからず影響したのではないでしょうか?お子様たちも京北が故郷になり、ほどなくして米作りも始められます。

気が付けば20年以上という時間が流れた昨年夏、農家民宿をオープンされました。

「Banja-ばんじゃ」は屋号だそうです。田舎では、田中さんという名字や名前の代わりに屋号があってそれで呼び合うこともよくあります。とはいえ、移住された古民家の9代目を継がれたということですから、本当にご縁とは不思議なものですね。

昭和な暮らし、そこにある『幸せな時間』を共有したい!

「(DASH村-テレビ番組)が発信する情報がポピュラーになりつつあるでしょ。それに現代の暮らしをミックスさせてオリジナルを作るのが今だと思うんです」とは、ご主人。

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「冒頭の昔話のような暮らし、入浴といえば浴室の窓をちょっと開けて、外では薪をくべながら「湯加減どうですか?」とコミュニケーションをとる。それが田舎を作っている土台だと思うんです。」とも。

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京都北山型と呼ばれる古民家の生活様式。

食料とエネルギーを自給し、田んぼで米を作り、薪を山から切ってきて、井戸から水をくみ上げ、かまどや囲炉裏で煮炊きする。

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囲炉裏の楽しみ。火を起こすこと。最初に杉葉をくべ、小枝を入れて、それから薪を置く。一生生きていける作法を「わきまえ」ておく。エネルギーを考えるきっかけにもなる。大きい火が怖いというのも自然に身につく。

田舎では、餅は「ハレ」の日のごちそう。ソウルフード。そのための米を作り、火を起こしかまどで炊く。

普段の自然と共にある暮らし。そんな日々を切り取って見てほしい。

お客様を迎える準備はしない、もともとある生活様式を、やりたいところだけを楽しみながら一緒にやってみる。

季節折々の暮らし知ってほしい。京北へ来てほしい。願わくば住んでほしい!

そんな思いを込めて、「幸せな時間」を国内外の方と共有したい。と発信されています。

思いは通じると言いますが、現在お客様の9割は外国から。WEB上の宿泊紹介サイトからのアクセスだそうです。

日本のこうした形はアジアでもなく「価値観」に興味を示される方も多いとか。

もう一つの体験、陶芸

こちらでは奥様が陶芸をされています。現在はお住まいは近くに移し、農家民宿『Banja』と陶芸体験ができる『陶窯京の実』として活用。

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お若いときから取組まれている作品は、いろいろな企画展出品、道の駅ウッディ京北にも並んでいます。この体験は人気メニューで陶芸体験目当てのお客様も多いそう。

20170323ウッディ京北 (1)banja

きっと、土地ならではの土にこだわり?とお伺いしたところ、なかなか陶芸には向く土ではないらしく

「でも、囲炉裏からでる灰を釉薬として使っています」とのこと。素朴な感じが素敵な作品たちでした。

20170319_banja (2)

ご近所のアート作家さんたちで『ひだまりさんぽ』と称した企画も展開中(文末でご紹介しています)

地域でできることを!

「Banja」を訪れるお客様には、お隣の「京都地紅茶」さまへご案内しお茶を楽しまれたり、ご近所のギャラリーが「けいほくさんぽ」というマップを作成されたり、お話の中にも最近ご近所で開業された農家民宿の話が出たりと、お仲間で「1が9をプロデュースする」ことに取組んでおられます。

20170413地紅茶 (8)お隣「京都地紅茶研究所」でお茶の聞香を楽しむ

特に新しく取り組まれているのは、「京北の宿泊施設がひと目でわかるような情報共有の仕組みづくり」だそうです。会議の資料や関連情報の書類からは、京北が近い将来、旅人がそぞろ歩いたり、畑で汗する歓声が聞こえそうな活気が感じられました。他にも「京北で結婚式ができないかと思案中」「交通手段がね・・・」などアイデアは尽きそうにありません。

あ!忘れてならないのは囲炉裏の火!いつまでも体がポカポカしたのはお話のせいばかりではなさそうです。

 

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ちーびず推進員メモ

こうした、地域で頑張る皆様の活動を広くお知らせしたり、連携可能な個人・団体をご紹介することが可能です。
京都府地域力ビジネス課(TEL:075-414-4865)や、ちーびず推進員に是非お声掛けください。
竹嶋貴代美
by
亀岡に生まれ育ち、美山に嫁いで三十余年。家業(電気・水道工事店)の傍ら、婦人会・PTA・自治会・商工会女性部などで地域活動に参画。現在は『老活サポート』もおこなっています。 『森の京都』地域を中心にちーびず活動をお手伝いします。
(有)竹島電機ホームページ:http://www.athome-nantan.com/
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