京都ちーびず
ちーびず推進員が京都府内のちーびず(地域力ビジネス)を体験・体感して報告します!

憧れの美山町芦生へ行ってみたら読み方を間違えていたことに気づいた。

ちーたびとは
京都府内各所で開催される、地元ガイドの交流まちあるきのようなイベントです。行ってみて、体験してみたレポートなどを掲載していきます。
この記事に登場するちーびずさん
下村真さん(ちしゃの木庵)
下村真さん(ちしゃの木庵)芦生ちしゃの木庵の店主さん。芦生の仕掛け人。
長野敏さん(芦生山の家)
長野敏さん(芦生山の家)芦生のプロ山のガイド。植生についての知識はすごいです!
本田さん()
本田義勝さん尼崎から芦生に移住してこられました。わさび作りの主役!

ちーびず推進員、井上です。

近畿に住んでおられる方なら、芦生の森に一度は行ってみたい、なんて思ったことはないですか?芦生は南丹市美山町の中でも一番奥まった場所にあり、他の地域に抜けていくことができない秘境です。芦生の森は由良川の源流域にあり、近畿の中では大台ケ原と並んで豊かな植生に恵まれています。山好きでなくてもその原生林や水域の景色の美しさは耳にしたことがあるかもしれません。

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さて、その芦生の森に行けるちーたびがある、というので推進員としては「これは!」と狙っておりました。

061A4715というか、芦生の森には一度行ってみたいという憧れがありまして、Google Mapのストリートビューで「車で芦生集落のどこまで行けるのか」、、、という暇人的な調べものもしたことがあります。

ちなみに、、Google Mapでは右の写真の京大の研究林の入り口で終わるので余計に「その奥がどうなっているのか!気になる!」と、興味をそそる趣向になっております。普段はこの鎖が上がっていて、許可なく車で立ち入ることはできません。

まぁ、そんなこんなで昨年ちーびず推進員だった神澤さんを誘って行ってきました!

 

ちーたび「森の京都 芦生の森の『わさびの里』づくり」

芦生の原生林の入り口、芦生の集落。自然の真ん中で暮らすこの集落の人々ですが、他の地域と同様に移住者・定住者を迎える為の様々な努力をしておられます。特に、「芦生わさび」を新しい特産として仕事の場として作る、という取り組みを昨年から行っておられ、この作業をお手伝いするのが今回のちーたびのメインとなります。

コースは一泊のコース、日帰りのコースとあり、内容は芦生の森散策とわさび作り体験の組み合わせです。ちなみに、一泊した方がいずれもしっかり体験できるのでオススメです!。(というのも、私は日帰りコースに参加したのですが、もっと深く体験してみたいなぁとちーたび参加を終えて、思っております。)

 

ちょっと脱線します。

、、、参加者は、神澤さんと神澤さんのシェアハウスの住人さん2名と私ということですが、、、、、

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か、海外の方ね。。。左が神澤さん、アンティさん(真ん中)とヘイリーさん(右)です。

英語か。。。。と、頭の一番奥にある引き出しを探す私。ガイドさん付きで芦生の森を案内していただけるのが午前のコース。ということは、、、ガイドさんの仰る内容を伝える必要があるじゃないですか!!そんなん無理です。。。

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ですが、そこは神澤先生、英語ペラペラなんです!完全に通訳さん状態で私は出る幕なし。これからは先生と呼びます!

 

芦生の森体験は一日の方が良い!

061A4651今回は車で中腹まで登って(車での入山は許可が必要です。)、麓まで下ってくるという内容でした。ガイドの長野さん曰く、「日帰りの芦生の森体験はほんの芦生の森のほんの入口だけ」とのことで、「芦生の森を本格的に味わいたければ、もっと奥まで行く必要がある」そうです。そういう意味で、やっぱり一泊のコースの方が奥深くまで行けていいのかもしれません。

でも、個人的には長野さんにガイドしていただいたので、十分楽しかったですけどね!森の中を散策するにも、ガイドしていただくのとガイドしていただかないのでは面白さは全く違います。長野さんのガイドが解りやすかったっていうのもあるでしょうけど、原生林の成り立ち、芦生の森が何故特別なのか、林道がどう植物に影響を与えるのか、などなど、一から順を追って話していただくと、「森に飽きる」みたいなことがないですね。半日の芦生の森散策は3時間程度で終わってしまう、とはいえその魅力の片隅に触れることは十分できますし、プロのガイドがついていただける今回のちーたびは本当にお得です!

 

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この日は雨が降る直前ということで気温も高くなく、森の中はひんやり気持ち良い。そして何より緑が美しい6月に訪れることができたのは幸運でした。

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わさびを採る。

さて、今日の主役わさびの登場です。山の麓にわさび園があるんですね。実は昔は水辺にわさびが自生していたらしいのですが、鹿が食べ尽くす、などの被害があり今はほとんど自生していないそうです。そこで、わさびを再度再生し、芦生の主役にしたいと人々が立ち上がったわけです。

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鹿についても興味深いお話を長野さんからお伺いしました。昔は30cmも積もれば鹿は動きが取れなかったらしいのですが、最近は温暖化の影響で湿雪になり、踏みやすくなった雪の上を鹿が移動するらしいのです。そうすると、鹿の移動範囲がそれまで以上に広がり、繁殖力を増していったというようなこともあるそうです。

普段は身の回り1mの環境しか考えない私ですが、こういう大自然の中に来ると、地球環境のことを心配せずにはいられません。

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それから、豆知識として教えていただいたのは、根を大きくするために水にさらし続けるのが「水わさび」、写真のように普通に植えるのが「丘わさび(陸わさび・畑わさびとも言うらしい)」といって、育て方も利用方法も全く違うそうです。

「水わさび」は根っこを利用する(いわゆる私たちがイメージする「わさび」です。)。丘わさびは葉っぱや茎をおひたしなどで利用するらしいです。

 

ちしゃの木庵で昼食

芦生の森散策を終えると、麓のちしゃの木庵で昼食となります。

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由良川を見渡せるロケーションが最高のちしゃの木庵では地元の食材を使ったランチをいただけます。森の中でも説明があった「ほうば」で包んだ「ほうば飯」や、自家製のそばを使ったお蕎麦など、どれも美味しい。

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鹿対策のネットを張りました。

さて、午後からはわさび作業体験です。と、いっても今回は鹿対策のネット張りです。丹後、中丹、丹波で農業をしている方で鹿の被害と向き合っていない方はおられないんじゃないかと思うぐらい、最近は鹿のお話を聞きます。芦生でも同様。自生わさびがなくなった大きな原因と考えられるだけに、鹿対策のネット張りは重要です。と、言うは易し。実践となると結構重労働でした。

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わさび畑まではトロッコの線路に沿って歩きます。今も使われているそうで、なんだか素敵です。

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わさび畑での作業はこんな感じです。結構、写真を撮る暇ない感じでがっつり「鹿対策ネット張り」の作業ですが、割と楽しい。

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出来上がり。地面の四角一つ分にわさび9本の苗が植わることになります。

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いやー、鹿の害って本当に深刻なんですね!もちろんネットは木に括り付けているだけではなく、地面に杭打ちしています。

「わさび作業」はわさび畑の状況によって変わると思いますが、翌週に来られる方には植え付けをしていただくそうです!

 

ちしゃの木庵に戻って総括

ちしゃの木庵で総括。アンティさんとヘイリーさんも「地元の方の生活を体験できる貴重な機会」と仰っておられました(多分)。私も、「鹿の害」といって今まで解ったふりをしていましたが、実際ネット張りの作業をやってみると大変でございました。少しですが体験することができたのは貴重だと思います!観光と体験の両方ができる今回のちーたび、お得!

何より芦生の自然の中で過ごせる時間が良いですね。この自然の中にありがとうございました。

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ところで、、、、

ところで、この芦生と云う漢字、正解は「あしう」だそうで、、、今まで「あしょう」とか「あしゅう」とか言っていた。。恥ずかしい。。。

 

ちーびず推進員メモ

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井上 淳
by
いのうえと申します。二代目ちーびず推進員の一人ですが、推進員の中でも下っ端を自負しております。お仕事は幅広くデザインのことをかじっております。両親は九州と中国地方出身、私は京都府出身京都市在住。実は、遊牧民のような出自のせいか、京都府各地のことはよく知らないことばかりなのです。。。
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