京都ちーびず
ちーびず推進員が京都府内のちーびず(地域力ビジネス)を体験・体感して報告します!

「丹後由良みかん」摘果作業の体験ちーたびに、大学生が・・

ちーたびとは
京都府内各所で開催される、地元ガイドの交流まちあるきのようなイベントです。行ってみて、体験してみたレポートなどを掲載していきます。
この記事に登場するちーびずさん
岸田八重子さん
岸田八重子さん宮津市由良地域の特産品である由良みかんを生産する農家。市場価値のなかった摘果みかんを「てっかジュース」にして販売するなど、産地振興の活動をちーびずネットワークで実施中

宮津から舞鶴の移動には車で国道178号線か、丹後鉄道で移動しますが、宮津市のちょうど舞鶴との境に位置するのが丹後由良。その海沿いに走る178号線で丹後由良のあたりを車で走ると、両側にみかんの直売や、11月頃にはみかん狩りの案内が出てくるので由良のみかんをご存知の方も多いかもしれません。そうです!丹後由良は、全国的にも珍しい日本海側にあるみかんの産地。

とはいえ、全国的には、ほとんど知られておらず、知る人ぞ知る。。岸田さんはそんな丹後由良のみかん栽培を受け継いでおられる農家さんです。

転機となったのは、捨てられていた「摘果みかん」

dsc_0469みかんの産地も高齢化が進み現在6軒ほど。ご主人家族が運営しておられた岸田みかん農園も、サラリーマンだったご主人が、さらには嫁の岸田さんが継ぐことになったものの、女性一人にはなかなか大変な作業で、いつやめてもおかしくない状態だったようです。

出会いは昨年。丹後の素材をたっぷり楽しむ「ちーびずランチ&スイーツ」を、オーガニックレストラン「ビオ・ラビット」で開催した際、スイーツ部門に大槻菓舗から提供された「由良みかんロール」の縁で岸田さんも参加。数日後には、みかん農園を視察し、間引きの摘果作業で、摘み取ったものの捨てられる「摘果みかん」に注目しました。

摘果みかんを摘果(てっか)ジュースとして販売したところ、これが人気を博し、転機になりました。孤独な摘果作業も「体験ちーたび」になり、今回の大学生につながったわけです。さらに、おばあちゃん一人でがんばっておられる、みかん農家から、てっかみかんを買い上げて欲しいとの話も出ているようで、みかん産地がしっかり次へつながるよう、応援したいと思います。「人と人とのつながり」・・ちーびずのミッションです。

 

真夏の摘果作業と、地元と交流するお仕事体験ちーたび

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8月26日、am9:00~大学生5名に参加いただき、丹後由良・岸田みかん農園で「お仕事ちーたび」体験が行われました。

当日の気温は35度。猛暑の中での摘果作業となった今回、学生さんたちは汗をぶるぶるにかいて、みかんの摘果作業を体験し、昼の12時までの3時間で合計200キロの小さな青みかんを収穫しました。みかんを育てるって大変!

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昼食は、丹後鉄道「丹後由良駅」近くの安寿亭。ここは、地元の女性たちが運営する、まちのいっぷく処。地域の普段のおもてなし「ちょっと、うどんでも食べてぇーな」のうどんや、由良産のお米で作ったおにぎりを食べながら、そこで働く方々と語り合い、地域の課題や将来について、様々な意見交換をすることができました。

「ちーたび」は、地域の方々と深く語らう「交流タイム」が醍醐味。京都府内、そしてお越しになった県外の方々に京都の地元の人と是非つながりを作って欲しいと思います。

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さて、丹後由良では地域の収穫祭のイベントが11月23日(祝日)に開催されることになり、学生たちも興味をもち、その収穫祭イベントの手伝いをすることになりました。「つながり」ですね!

「てっかジュース」の底ぢから!

収穫された摘果みかん200キロは搾汁されて、たった約3.6キロのジュースとなり、これが500mlと180mlのびんに詰められ、500mlは1000円/本・180mlは500円/本「てっかジュース」として販売されます。

この貴重な摘果みかん100%ジュースには、へスぺリジンやクエン酸などが多く含まれており、酸味がとても強く炭酸・焼酎等の酒類やドレッシングなどいろいろとアレンジしてお召し上がりいただけます。

(てっかジュースを色々と試した井上推進員の記事はこちら!)

年で販売二年目ですが、リピーターの方も多数おられ、「てっかジュース」に対する期待は大です!

冬の鍋シーズンに向けて、ビオ・ラビットのシェフと「てっかみかんポン酢」開発の案を検討中。乞うご期待!

 

旬には「みかんジュース三姉妹」も。

岸田みかん農園では、積極的に「丹後由良」という土地の名前を商品名に使用しています。

というのは、宮津市の丹後由良は古くは温泉地として栄えました。海水浴場や美しい海岸が有名で、旅行客には人気があります。ところが、この丹後由良は宮津市の中で3番目に高齢化、限界集落化が進んだ地域となっているそうで、この地域に対する岸田さんの想いから商品名にも地域名をつけているそうです。

それぞれ性格が違う三姉妹ジュース

その代表が由良三姉妹ジュース。(一本300円)

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由良のみかんは作る時期によって温州みかん、はるみみかん、きよみみかんと種類があります。この三種類のみかんを「三姉妹」としてジュースにしたのです。味もそれぞれで癖があります。うまくは表現できませんが、長女はしっかりしているとか、次女は少し癖があるとかなんとか、三女は甘いとか(あくまで個人の感想です。笑)。。。

昨年はこれも反響が大きく、今年も継続して販売を行う予定、とのことです。

ギリギリまで木で熟成させた、完熟ジュースも人気

その他に、由良のみかんを収穫後12月まで熟成させた完熟みかんジュースも人気。濃厚な味が癖になるそうで、昨年は大きな売り上げにつながりました。

このジュースは隣の与謝野町「リフレかやの里」で作られるため、運営団体よさのうみ福祉会を通じて利用者の仕事提供にもつながっています。

さて、そんな岸田さん。いつ辞めてもおかしくない状態から少しは脱却したとはいえ、まだまだこれから。地域の活性化につながる商品展開や活動を継続していって欲しいと思います!

ちなみに、デコポンも取れるので、いとこジュースとして計画(すでに販売済み?)だそうですよ!

蒲田充弘
by
京都府の北部を中心に様々なちーびず団体のコラボレーションを推進しています。
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